とは

平成26年12月18日
 下の田は全面に生い茂ったセイタカアワダチソウの立ち枯れをハンマーナイフで砕いただけでは地下茎の繁殖力を抑え込むことは出来ないので耕耘して地下茎を切断すると同時に地上部をスキ込むことにした。
切断根から発芽してくる心配とセイタカアワダチソウノのアレロパシー物質が心配であったがライ麦のアレロパシーが勝ることを期待した。
全面耕耘した後、畝を立ててから播くか、炭素資材のチップをスキ込んでから播くか、この状態で播くか、暫し思案したがもしセイタカアワダチソウが猛烈に復活した場合は全面耕耘することになり、炭素資材が無駄になるどころか深耕スキ込みで腐敗にまわるような負の遺産を自ら作ることは避けたいので、下の畑はこのままライ麦を播種、上の畑は現在ある畝をそのまま利用して草を刈った後に自然に種が落ちたように播種することにした。
 畝がない下の田のライ麦の根は耕盤までの距離が短いのでより深く耕盤に侵入してくれることも期待できる。
 本格栽培までに、春に生えてくる草の状況や多雨時の排水、冠水状況も確認しておくことも必要なので今は最小限の手当てで様子を見ることにした。

平成26年12月19日
 ライ麦の播種作業

平成26年12月26日 上の田
ライ麦の殻が割れて白い芽か根が見えている。

さて、緑肥植物だが現在12月10日なのでライ麦くらいしかないが秋播きの時期を過ぎている、かといって何もしないわけにはいかないので今後のための経験となればと思いライ麦をまくことにした。

上の田は、排水溝を掘ることで確実に排水できそうだ。
下の田は用水路のレベルの方が高いか同じくらいなので排水溝を掘ると逆に入ってきてしまう。
しかしこのままでは、水位が下がらないので排水溝付近以外の側溝を出来るだけ深く掘ることにした。
力技で耕盤破壊したいが借り農地であり又水田に戻すかもしれないので荒療治は出来ない。
となると、緑肥植物の根が耕盤を抜いてくれることに期待するしかない、これなら水田に戻す時はトラクターで走りまわれば簡単に耕盤が復活するだろう。

平成26年12月7日

まずは草刈りと水抜き作業をしなければ

土壌改良 田から畑へ

 平成26年(2014)12月やっと農地を借りることが出来る資格要件を満たし契約出来た農地は、約2反(2000u)の田んぼだった。 
2枚上下に分かれていて上の田んぼは畑のように畝立てしてあるがその間には水が溜ったままであり、下の田んぼはセイタカアワダチソウが一面に生い茂っている状態だ。

2015年(平成27年)へ続く
 今後の緑肥植物を使った田から畑への転換作業予定は、来年(平成27年)5月末か6月までライ麦の成長をみてハンマーナイフで刈り取り粉砕した後耕耘畝立(最終栽培レイアウト)し、炭素資材(剪定枝チップ)の投入、えひめAI−2、光合成細菌の添加、もう一度緑肥植物ソルゴーによる土壌改良を実施する。
9月から10月に成長したソルゴーをハンマーナイフで刈り倒し粉砕、浅耕スキ込み、えひめAI−2、光合成細菌の添加しながら冬野菜の播種、エンドウそら豆の播種、夏野菜用の畝にはライ麦の播種、など本格的な栽培に移行していく予定だ。

 

とはいうものの4〜5年耕作していないので土壌から化学肥料はすっかり抜けているだろうから自然科学農法にとっては絶好の条件だ。ただし、水田仕様なので水はけが悪いのが難点ではあるが・・・・・・・・・・・・